ポリマー系とガラス系コーティング剤の違いとは?
- 2022.02.18
車を綺麗にコーティングする際、大きく分けてポリマー系とガラス系があります。
どちらでコーティングしても施工直後は綺麗です。
光沢もあり、水をはじく性質もあります。
ただ、長年綺麗な状態を維持するという観点で考えるとポリマー系とガラス系では違いが出てきます。
ポリマー系はシリコンなどを含んだ成分で、高分子重合体と呼ばれるものです。
ちょっとイメージが湧きにくいですが、粘性のある油膜が表面を覆うイメージです。
硬い素材ではないので、表面に衝撃があればそのコーティングはすぐに剥がれてしまいます。
一方、ガラス系のコーティング剤は表面がしっかりと硬化し、硬い皮膜で覆われます。
成分はポリシラザンと呼ばれるもので耐熱性、耐寒性に優れています。
温度でいうと1000度以上にも耐えうる性質があるといわれていますので、紫外線をたくさん浴びたとしても、まず損傷することはないでしょう。
自然環境下の中でも変形、変色が起きにくいコーティング剤となっているため、ポリマー系より長きにわたって状態を維持できます。
値段で言うとポリマー系の方が安いですが、耐用年数はせいぜい半年程度。
それに対し、ガラスコーティングなら少なくとも3年、状態がよければ5年は持つと言われています。
そう考えると費用対効果の面でもガラスコーティングがお勧めです。